春休み

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春休み

高校三年生の春休み、俺はいつもと変わらない電車に乗り、部活をするために学校に向かった。 春の日差しが暖かい。部室でスパイクに履き替えてると、、いきなり校内アナウンスがかかった。 「〇〇君、至急職員室まで来てください。」 えっ?俺なんか悪いことしか?タバコ?万引き?そんな事した覚えないし。。。とりあえず職員室に向かった。「〇〇君、君の祖父から電話だよ」 さっきアナウンスをかけた先生が電話を渡した。じいちゃん?なんで今、このタイミングでじいちゃんから電話なんだろと思いつつ、受話器をとった。 「〇〇?じいちゃんだけどわかるか? さっきから携帯に電話しても出ないから学校に電話した。大変なんだ。〇〇(俺の父親)が脳出血で倒れた。。死ぬかもしれない。今埼玉の病院にいるけどおまえ来れるか?。。」 えっ?冗談だろ?なんだこの展開は。。父親が倒れた?いくら冗談好きのじいちゃんでもそれはないな。と思ってたけどリアルにそれは真剣な話だった。。。
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