6人が本棚に入れています
本棚に追加
「フンフフンフ♪」
と、のび太が鼻唄を歌いながら、スキップをしていると、
「おいっ、のび太!」
と、ジャイアンが、後ろから彼を呼び止めた。
のび太は足を止め、後ろを振り向いた。
するとジャイアン、いきなりのび太に襲い掛かった。
「のび太っ、暇だから殴らせろ!」
そう言って、ボカスカと殴るジャイアン。
数秒後には、のび太はボロボロになっていた。
のび太はそのまま、家に帰り、自分の部屋に入った。
すると風呂上がりの、裸のドクロちゃんがいた。
顔を真っ赤にするのび太に、
「いいやああああ!」
と、悲鳴をあげながら、棘付きバット<エスカリボルグ>を振るうドクロちゃん。
のび太は一瞬にして、頭が吹っ飛び、血が吹き出て、その場に倒れた。勿論、死体でだ。
「あっ、ごめんなさい!」
ドクロちゃんは謝ると、
「ぴぴるぴるぴるぴぴるぴ~♪」
の、不思議な擬音で、のび太を復元し、生き返らせた。
「ドクロちゃんっ、僕を撲殺しないって、朝約束したでしょ!」
のび太は怒った。しかしドクロちゃんは、
「のび太君がいきなり入って来るからいけないんだよ?」
と言う。
「それとこれとは別だよ! それより……──聞いてよドクロちゃあん!」
のび太は泣いて、
「またジャイアンにいじめられた!」
そう言った。
「のび太君をいじめるなんて許せない!」
のび太の言葉に、怒りを露にしたドクロちゃんは、そう言ってジャイアンの下に向かった。当然、服を来て。
「剛田君っ、またのび太君をいじめたねっ?」
そう言って、ジャイアンの前に現れた。
「ドクロちゃんっ?」
「ボク、絶対に許さないよ!」
そう言って、エスカリボルグを振り下ろした。
その瞬間、ジャイアンの頭が潰れ、血が吹き出た。当然、ジャイアンは即死だ。
「のび太君、剛田君に仕返ししてきたよ。」
そう言って、ドクロちゃんは、のび太に抱きつく。
ボインッと、彼女のチクビが音を立てた。
のび太は赤面しながら、
「ありがとう。」
そう言った。
その後、ジャイアンは二度と現れる事無く、世界は平和になった。
とまぁ、これはそう言った、もしもの物語……である。
最初のコメントを投稿しよう!