1486人が本棚に入れています
本棚に追加
/407ページ
近所の方が亡くなったとの知らせがありました。
バアちゃんに連れられて、一緒にお通夜に行くことになりました。
田舎のお通夜というものは、近所の方々が総出で手伝いにいらっしゃいます。
そこで耳にしたのは……
「あら、じゃ〇〇さんも見た?」
「そうそう、夕べ8時くらいだったでしょー」
「でっかいヒトダマやったねー。ひさびさ見たよー」
……口々に何かの目撃談を語りあうオバチャンたち。
そう、
昨夜私が謎の発光体を見たのとほぼ同時刻……
近所の人たちも光るなにかを目撃していたのでした。
中でも、ちょうど仕事から帰宅中だった人が語るには……
近所の狭い路地を縫うように、
一抱えほどもある光の玉が駆け抜けていったそうです。
最初のコメントを投稿しよう!