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ある夜、私は勉強もそこそこに寝ようとしていました。
当時、ニュースではある芸能人が入院した……という話題を繰り返し取り上げていました。
特にファンでもなく、ましてや面識もない方です。
しかし何度も名前を耳にする状態だからでしょう。
ベッドに入りながら、ふと思い出したのです。
“あ、そういや芸能人の〇△さん、どうなのかな……”程度に。
異変に気付いたのはすぐでした。
ベッドの中からは、真正面に部屋のドアが見えているのですが……
ドアの上部にぽっかりと……
浮かんでいる光のカタマリ……。
バレーボールくらいの大きさのソレは、次の瞬間
ストーーーー―ン
と、まっすぐ落下してしまいました。
翌朝テレビを見ると、くだんの芸能人の訃報が流れていました。
また別の日のこと。
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