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親戚のおばあちゃまが退院して間もない頃でした。
またベッドに入り、さあ寝ようかとしたその時。
また、その光はいたのです。
それも前回と同じ、ドアの上に。
そして、またも
ストー――ン
と、落下して消えました。
一体何だろう?見間違いか?
考えてもよく分かりません。
考えるうち……いつしか寝てました……いや、疲れてたんです……。
早朝、電話が鳴り響き目が覚めました。
珍しく飛び起きて受話器に手を伸ばしながら、
何故か私は
「△▲さんのおばあちゃんが倒れた」
と口走っておりました。
……果たして、電話の内容はその通りでした。
その日の夕方、その方は亡くなりました。
ここでようやく気付いたのです。
あれは……ヒトダマの一種だったのではないか?って。
後日談があります。
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