動きだす歯車

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  そんなことを考えて走っていたら、学校が見えてきた。俺は残りも全力で走った 「ハァ…ハァ…ついた」 俺は両手を膝につけて、呼吸を整えていた。しかし、突然上から声が聞こえてきた。 「遅刻だ馬鹿者」 えっ?まさか…… 俺は、そう思って上を向くと…とても綺麗な女の人が両手をくんで立っていた。 「なんだ…驚かせないでくださいよ先輩。てっきり生徒会長かと…」 「なにを言っている?わたしが生徒会長だぞ?」 そうそう。貴方は生徒会長ですね…って 「ええぇぇぇぇぇ!?」 嘘だろ!?生徒会長ってもっとこう…でかくてごっつい人じゃなかったの!? 「声がでかいぞ。それより、お前は見たことない顔だな?」 「あっ新入生です…」 「おい!!なに知らんぷりして通り抜けようとしているんだ貴様は?」    
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