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多分、奥の席から呼ばれた…。さっきから、視線を感じていた。 女の絡み付くような嫉妬を…。 凌は、やはりその席に着いた。女は、勝ち誇った顔をする…。 別に、私は彼の客ではないと思うが、悔しいのは、プライドのせいだろう…。 凌は、離れて座るが、客が体を寄せていく…。 同業者に営業しないってたけど、あの女…。 銀座で働いていたという、クラブの女…。 ホストだから、色恋営業は当たり前だよね…。 凌は、また、直ぐに違う席に着いていた。 忙しいんだ。
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