果ての世界、星の鼓動

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 鉛色の空に、何かを求める様に1つの手が伸ばされた。  そこから、空には青ではなく黒が広がる。  全ての闇を、また別の闇が押し退けた。  雨の跡の霧が風で吹き飛ばされ、少年の視界を開かす。  目前には、月光とライトの灯りを受けて輝く金属の塊、巨大な建造物がそびえ立っていた。 「来い……その生命を賭けて!」  
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