崩壊

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目を覚ますと母がいた。     夢なんじゃなぃかと 目を擦る…         『おはよ!』       …ホンモノだ   嬉しさと コトバじゃ言い表せない何かが溢れ 久しぶりにはしゃいだ そして涙がこぼれた 心配させちゃいけなぃと 精一杯隠し 無意識に安心感で 寝てしまった。     つないだ手の温もりが 冷えきる頃 目が冷めた     …居ない。     急に現実に戻された感じがした     数日後退院した。 入院原因は はしかと栄養失調。   生活は少し変わった インスタントは無くなった     …が 毎日毎日 太巻き寿司(苦笑)   具が多いタメ 確かに栄養素は…。   軽く3ヵ月は 毎食きっちり 巻寿司だった(苦笑)     単純な父を今なら笑えるが…(笑)       変わったのは“食事”と 長い長い留守番場所が ホテルから車内に変わっただけで 存在する事に変わりはなかった…   いつの間にか孤独にも慣れ 泣きじゃくる事も 寂しいと思うコトも 無くなってた     朝荷物を詰める ? 何故か急に 大阪に帰る事になった   大阪の街には 母もいる   ただそれだけで 嬉しくて ただそれだけで 気が舞い上がった   しかし寂しさも 跳ね上がった…。 懇願しつづけてた またみんなで暮らす事を…
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