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ギュヒョン「誰だろう…??」
無意識に、足は彼女の方にまるで吸い寄せられるように進んでいた。
彼女がいた場所は宿舎の中庭で、草木が生い茂り、その場所だけなにか神聖な雰囲気だった。
?「良いでしょう??…ここ…」
後ろで突っ立っていた俺に彼女は話し掛けてきた。
?「あたしのお気に入りの場所なんだ…」
二つに結ばれた腰まである長い髪の毛が風になびいて揺れた。
ギュヒョン「…綺麗だ……」
そんな言葉が自然に出た。
?「…立ってないで座りなよ」
彼女はそう言うと、自分の隣を指差して笑った。
?「今日から合宿に来た人でしょ??」
横顔も綺麗だ…
ギュヒョン「……………あ、はい」
?「何??ボーッとしちゃって^^」
ギュヒョン「すみません、考え事してて…;;」
?「ううん、気にしないで^^」
ギュヒョン「ハングル…喋られるんですね??」
?「………うん…」
俺の質問に彼女は顔を背けた。
なにかまずい事でも言っただろうか??
ギュヒョン「すみません…」
?「え!?…ご、ごめんね;;何でもないから^^
…ほらっ!!一応合宿なんだから練習してきなさいよ^^」
ギュヒョン「え、あの、じゃあ…
名前だけ教えてください」
「………真美」
真美さん…
俺は貴方に一瞬で恋に落ちた。
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