第一章 覇と武の戦い

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「それは無理だ!!」 王様は聞き返す 「な‥‥なぜだ!!」 闇黒の使者は答える 「我は全てを極めし者‥‥‥ 貴様ごときの命令など受けるものか!! 我に命令が出来る者は 我に力で勝てる者のみだ‥‥‥」 王様は絶望に打ちひしがれた 「しかし 怖くないのか王様よぉ? 貴様は国民の半分である一千万の人間を殺したのだ‥‥‥ そのようなことが出来るなら 貴様一人で大魔王に立ち向かうがよかろう‥‥‥ 我は人間が嫌いだ‥‥‥ なぜか解るか? 人間は己のためなら 周りに危害を与えようとも 何ら気を変えず平然といられる そんなやつが 国を‥‥ いや‥ 世界を仕切るのは 全く持って 恥ずべきことだ!!」 闇黒の使者の言っていることは正しかった 人間が人間を制し 人間が人間を滅ぼすのは間違っている 王様は何もいえなかった‥‥‥
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