第一章 覇と武の戦い

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闇黒の使者の姿はまたもや消え 兵士達は一つに固まり 飛びかかってきた兵士は 死んだ形で落ちてきた‥‥‥ そして 少し離れたところから 「馬鹿め!! 一見、逃げ場がないように見える攻め方だが 飛びかかってきたその者は 我の攻撃に当たりに来るようなもの!! 貴様らにはもはや勝機など無い!! 覚悟せい!!」 闇黒の使者は笑みを浮かべながら 大きな声で言った すると兵士の一人が 「ま‥‥‥待て!! 待ってくれ!! 頼む!! 俺達はまだ死にたくねぇ!!」 と言った それに対し 「何を今さら‥‥‥ 貴様!! 少し前のことを思い出すが良い 貴様は 命乞いをするなど魔王軍の恥 と言ったではないか ましてや もう我は命乞いをするなら 今のうちにしろと言った 都合が良すぎるのではないか?」 闇黒の使者は怒鳴った それに答えて 「わ‥‥‥悪かった もう何もしねぇから‥‥‥ な? 見逃してくれるだろ!?」 と兵士は言った 闇黒の使者は再び笑みを浮かべ言った 「フン‥‥‥ 悪いが 我に慈悲という心はない‥‥‥が ついさっき 貴様らに与える罰を考えついた」 兵士は 「罰‥‥‥だと!?」 と聞き返した 闇黒の使者は答える 「ふむ‥‥‥‥ 今日の我は寛大なり!! 貴様らがさっきやって見せた 技の名と 技の全貌を見せてやろう‥‥‥ そして それを受けて見事生き残った者は 見逃してやっても良い」 と言った しかし兵士は 「む‥‥‥無理だ 殺される‥‥‥‥‥ 逃げろーっ!!!!」 と言ってそそくさと逃げた
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