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それは唐突だった。
「え~!?全校応援?」
北條 芽瑠々は朝のSHR(ショートホームルーム)での、先生の言ったことに絶叫した。
ここは、県内でも真ん中辺りの学力の学校。
東城高校という名前で、名前の通り城の中に校舎が建っている。
今問題なのは、この学校の野球部である。
学力普通であれば、野球部は万年一回戦敗退…という噂が流れる弱さ。
なんとその野球部が一回戦を突破したらしい。
こんな暑い夏に長袖長ズボンで、真っ白な白球をよく追いかける気になるものだ。
めるるは、そんな事を考えながら先程の先生の発言を思い出す。
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