はじまりは去年…

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あぁ~ なんか嫌な予感するな。 また愛美に連れ回されそうな…。 SHRが終わると愛美が 「これこれ。めるる見て見て。」 と言って、なにやら雑誌をめるるの机に広げた。 『東城高校 2年生エース 南 師走』 と書かれたページに、凛々しい顔付きの男子の写真が載っている。 うん? 2年生…って!? 私と同じ!? くるるは愛美に 「こんな人居たっけ?」 「ばか!!そんなんだから、めるるは彼氏が出来ないの。」 愛美はそう言うと、指をピースにして見せてきた。 「ビクト「二組ってこと!!」」 愛美はめるるの間違いに気付くと、即座に否定する。 どうしてこの子は、こんなに天然なの~? 愛美はそう感じながらも そこがめるるの良いところか…と納得もしてしまう。
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