ギロチンダンス

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ギロチンダンス

今日は社会人になってからの話にしましょうか。   先輩の車でドライブに行ったときの話です。   その車には助手席と運転席の間にドアの窓を開閉するボタンが付いていました。   コンビニに着きました。   先輩が窓から顔を出してバック駐車している。   俺はそっと窓のUPを押してみた。   …窓が上がる。 先輩の首が挟まれる。   先輩『ンガクク!ンガクク』 サザエさんのような声を出してます。   膝がガクガクしている。   まるで狂牛病末期の牛のようだ。   自分『狂牛ダンスか~先輩笑わせないで下さいよ。ははは』   ん?… 先輩がぐったりしてきたぞ。   …なにかが違う。   俺は急いで窓を下げる。   先輩の唇が紫色だ。 しかし顔色は赤色に変化していく。   先輩『殺す気かテメェ!』   『一瞬落ちたぞアホンダラァ』   …すいません。 自分は完全に人を殺したと思って、今後の人生を考えてしまいました。   先輩『お前もやったろか?』 …すいません。   あれは拷問に近く無いですか。 狂牛ダンスは楽しかったけど。   しかし、もう自分には謝るしかありませんでした。   みなさん。 車の窓は思ったより強い力で閉まります。   冗談でやると死ぬ恐れがあります。
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