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ふらふらと人波に洗われながら、道行く流れを観察した。
そうしているとある場所に違和感を覚えた。
じっと流れを読んでいると気が付いたのだが、そこだけ微妙に人々が避けて歩いていた。
歩く人の表情を見る限り無意識的にそうしているのが分かった。
男はここに来て初めて自ら掻き分けて道を進んだ。
そこには前時代のものと思われる機器が露店と露店のわずかな間にあった。
拾い上げ調べるとうっすら【USB】と刻まれているのが読み取れた。
前時代どころか、数世紀は昔の記憶媒体だった。
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