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触発
あれから・・
涼の生活は、充実していた。
夜な夜なクラブに通い詰め、酒を呑み、不摂生していたのをキッパリ止め、仕事には身が入るし、身体の調子もいいし、お肌も潤ってる♪
何ていっても心が満たされてるのだ。
週2回くらいではあるが、和哉との時間を育んでゆく・・
和哉の結婚までという短い時間を少しでも多く埋める様に・・
ピンポーン
『和哉?開いてるよ!』
ガチャ
「涼~!遅くなってごめんな!」
玄関で軽くハグをし、涼の部屋に入る・・
『お腹空いてる?』
「残業終わって直行したから・・かなり♪」
『(笑)わかった~ちょっと待っててね!』
1DKの小さなキッチンに立ち、涼が食事の用意しながらシャワー浴びてきた和哉に聞く。
『そういえば、今週うち来るの三回目じゃない?』
出来たオカズをつまみ食いしながら
「え~迷惑?」
『(笑)そうでなくて!、いつも来れて二回くらいじゃない?彼女さんとこはいいのかな~?って。』
和哉は頭を撫でながら
「心配しな~いの!逢いたいから来てるんだし♪」
えへへ・・優越感♪
「それに、最近アイツ連載に忙しいとかでさ~」
『?!連載?』
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