ソウルメイト

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『あっ!けどいいの!!それは今度でいいや!(笑)ってか美容師さんでしょ?今度髪やってもらいたいな♪』 涼は話をはぐらかした・・ わざわざ話を聞くために逢ったのに・・ けどこの人から出てくる言葉や表現力は、どうにかして手に入れたものではない・・人気クリエイターという地位は、なるべくしてなったと感じさせられたから・・ 色々話をした・・ いつもは聞き手の涼だが、恋人の和哉みたく、照れたり、気取る必要もない。 涼の思った事を理解してくれた上で、颯太の思った事を彼の解釈で答えてくれる・・ この人と話てると安心する・・ 時間は経ち、颯太はずっとハイペースで呑んでいたからか、かなり酔ってきていた。 「俺ね~・・偉そうな事言ってるけど先月まで大麻で捕まってムショ入ってたんだよね・・って引いた?(笑)引くよな・・」 ?!?! 颯太さんが??・・ 予想外な言葉だった。 『颯太は颯太。でしょ?ってか呑み過ぎ!そろそろ帰ろっ』 店を出て、手を引く涼に何も言わず着いてゆく颯太。 渋谷駅前の横断歩道で、 『地下鉄だから』 と、手を離そうとした瞬間颯太が強く握ってきた・・
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