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さようならを
捧げてきました。
遠い遠いあの人に。
離れないと
強く身体を抱きしめてくれた
たった一人のあの人に。
さようならの印に
口づけを一つ交わして。
私たちは
交わりながら
離れ
いずれ迎える最後と
それを受け入れる準備を
知らず知らずのうちに
覚悟していたのでしょう
二人はこの先
二度と会えないのでしょうか。
あの人が遺した
これまでの思い出に
続きは訪れないのでしょうか。
そして私はあの人に
何かを刻むことが
できたのでしょうか。
温かく寄り添い見ていた夢は
今、時を迎えて
醒めてしまったけれど
私は確かに幸せでした。
私は本当に
幸せでした。
だから決して忘れない。
だから私は前を向く。
それがあの人への感謝のカタチ。
あの人が教えてくれた
夢への進み方。
これからもずっと
ずっと
ずっと
愛しています。
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