ベビーがやってきた!

7/9
前へ
/60ページ
次へ
徹夜が早く終わった 私は美鈴がやけにぐずるのが気になっていた 誠が様子を見にやって来た 『おい、美鈴熱あるんじゃねーか?』 私は慌てておでこに手をあてた すごく熱かった 『ホントだ!薄着すぎたのかな』私は病院とあたふたしていた 『しっかりしろ!母ちゃんがわりだろが。俺車で来てるから美鈴と一緒に乗れ!』 私は誠の車に乗り込み病院に走ってもらった 深夜3時、開いてる病院はない でも誠は病院の入り口を壊す勢いでお医者をたたき起こした 『風邪だね。早く気付いてよかった。このくらいの子は肺炎になりやすいから。頼もしいお父さんでよかった。お大事に』 私は車の中で美鈴を抱きしめてずっと泣いていた 『徹夜に付き合わせるなんてひどい事した。やっぱりお父さん達説得して、預かってもらったほうがいいのかな…お姉ちゃん大阪に探しに行くのが先なのかな…』 『泣くなよ…子供に熱はつきもんだ。お前も疲れてるんだよ。このまま家まで送ってやるから、ゆっくり休めよ』 誠にこんなこと言われたの初めてだった。私はマンションまで送ってもらうと誠にお礼を言った
/60ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1296人が本棚に入れています
本棚に追加