知らない道…

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「お前いつも…遊びおわると亜沙美を送ってるじゃん、」 啓太と亜沙美は家が同じ方向だからいつも、啓太は亜沙美を送っていた。 浩は続けた。   「帰り、俺の印象を聞いてくれないかな?」 「なんだよ、そんくらい大丈夫だぜ」  すこし戸惑いながらも啓太は答えた。 「ありがと!じゃあ頼んだぜ!」   浩はそう告げて席に戻っていった。   (まぢかよ…) 一人トイレに残された啓太は少し悲しくなっていた…。 由紀と浩は幼なじみだから仲がよかった。 4人で遊ぶときは由紀と浩が盛り上がって、俺と亜沙美がそれを笑っている感じだった。 浩と亜沙美はそこまで話すことはない…だから浩が亜沙美を好きだと思っていなかった。
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