劣等感

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とりあえず出なきゃ‥ でもこんな格好恥ずかしいよな‥ んー… あ!タオル巻いてきゃいいじゃん!オイラって頭良い~♪ ガチャ 『つーうのさんっ♪』 「やっと出てき‥たってオイ!なんでタオル巻いてんの!?」 『だって恥ずかしいし、えっと‥その‥モニョモニョ‥』 「まぁいーや!行こ♪」 『え?どこに?』 「は?ベッドにきまってんじゃん❤」 『はぁあぁああぁあ!?なんで!?オイラ‥えぇええっ!?この格好で!?』 「うるさいなぁ。当たり前でしょ。何のために着せたと思ってんの。ほら、行くよ!」 ギュッ そういってつーのさんがオイラの手掴んでグングン進んでく。 『ち‥ちょっと待っ‥』 そのままオイラはベッドに押し倒されてつーのさんが馬乗りの状態。 「ゆーすけ可愛い♪」 『だから可愛くないっていってるでしょ!こんな制服なんて着せて馬鹿じゃん。』 「似合ってるよ?」 似合ってる訳ないじゃん‥ どーせつーのさんは直樹に着せたくて買ったんだ‥ オイラ達は付き合ってんのにいっつもつーのさんは直樹ばっか可愛がるし‥それこそ毎日毎日「直樹可愛い❤」ばっかり言ってるくせに。 『どーせ、直樹に着せたくて買ったんでしょ‥』 「え?」 『直樹に着せたかったけど着て貰えなかったからオイラに無理矢理着せたんでしょ!変態!』 「え‥ちょ、ゆ‥ゆーすけ!?なに言ってr」 『オイラより直樹の方が可愛いもん!つーのさんはオイラより直樹の方が好きなんでしょ!』 オイラはそう言ってつーのさんの下から抜けて背を向けた。 .
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