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｢いやっ｣
シェバが目を潤ませる。
男は痛そうな顔ひとつしない。
｢…。｣
クリスはためらいなく、男の頭を撃ち抜いた。
｢…。｣
シェバは言葉を失った。
クリス…いや、ミスターレッドフィールドがこんな残酷な人物だったとは｡
｢なぜ撃ったの？ただの市民じゃない。このキジュジュが不安定なのは、あなただって知って…｣
｢これが市民に見えるか？｣
クリスはわりとおだやかな口調で『市民』の死体を指さした。
｢なっ…。｣
そこに男の姿はなかった｡
黒い物体がぶくぶくと蒸発していくだけ…。
｢わからない。…わからないわ、クリス｣
｢レオン・レポートは知っているな。｣
｢え…えぇ、もちろんよ｡｣
｢この…今の出来事を見て、ガナードに似てると思わなかったか？｣
｢…！｣
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