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…唖然とした。 リーザの背中から、純白の翼が生えた。 「ふーん…天使だったんだね、驚いたよ。」 「正確に言うと、レオの守護天使だ。」 「姉ちゃん…天使だったのか……?」 驚きを隠せない俺に、リーザは『ゴメンね。』と言った。 「お母さんに『レオを守る』と約束したんだ。」 「…そうか。」 リーザは本当の姉ではなかった。 でも、悲しくもなんともなかった。 「レオ…嫌いになっちゃった?」 「ううん、全然。」 だって、リーザはリーザだ。 天使だとしても…リーザは俺の姉だから…
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