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冷たい雨が降る夜
僕は何時ものようにこの道で
君を待っていた
どんなに待っていても
君は来るわけ無いのに
僕は独り冷たい雨の中
悲しく泣いた
声に出さずに静かに泣いた
君はもういない
僕は独りになった
どんなに辛くても
悲しくても 痛くても
二人で理解しあえない
僕はひたすら泣いた
胸が苦しく 痛く
締め付けられるようだった
泣きながら僕は思った
何故僕じゃ無かったの?
何故君がいなくならなくちゃ
いけなかったの?
君がいないこの世界は
僕には大き過ぎて
怖くなる
君はもういないのに
僕は君に助けを求める
泣きながら
冷たい雨に打たれながら
僕は思った
この冷たい雨が
僕のこの胸の痛み 苦しみ
を流してくれないかと
そんな事出来るわけもなく
僕の心は今も独りで泣いている
冷たい雨に打たれながら
僕は君が 帰って来るのを
待ち続ける・・・
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