外交

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††††††††††† 「これはこれは、ガーディアン殿。」 「お久しぶりです、ルーク様。 お元気そうで何よりです。」 豪華絢爛なホールの中心で、大人たち相手に和やかに会話するカンナ。 普段は贅沢や華美を好まないカンナだが、今は彼のために仕立てられた艶やかな正装をしている。 今が仕事中ということもあり、割り切っているのだろう。 そんな彼を少々離れた位置から見守りながら、私は小さくため息をつく。 「おい、隣で辛気臭い顔するな。」 「カンナ様の壁になることができない自分を、ふがいないと思っているだけです。 どうぞ、お気になさらず。」 隣から聞こえた尖った声に苦笑を零しながら、ゆっくりと視線を向ける。 するとそこには、かなり不機嫌顔のエルが立っていた。 もちろん、彼も私も正装である。 いかにカンナの護衛とは言え、いつもの服でこの外交パーティーに同席するわけにはいかないから。 .
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