親睦パーティー

7/21
15954人が本棚に入れています
本棚に追加
/619ページ
それが彼らしくもあり、彼を壊しているようにも感じる。 私は無意識のうちにカンナの袖を握り、小さく唇を噛む。 「ミシェル……?」 「いつか、カンちゃんと一緒に行きたいなぁ……」 不思議そうな顔をするカンナに視線を向けることなく、私はポツリと言う。 どうせ私が細かく説明しなくても、カンナならきっとわかってくれるから。 するとそんな私の心をわかっているのか、カンナはあの柔らかい微笑みを浮かべながら頷いた。 「そうですね。 いつか一緒に、トレジャーハントに行けるといいですね。」 「うん……」 やっぱり、わかってくれた。 まぁ昔から繰り返し言ってきたことなので、ただ覚えていただけかもしれないが。 それでも嬉しいのだから仕方ない。 私はニッコリと悪戯っ子のような笑みを浮かべ、カンナの袖を引く。 「それならまず、カンちゃんの保護者を説得しないとね。」 「それは、どちらのことですか……?」 .
/619ページ

最初のコメントを投稿しよう!