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そして。そのままアタシと美咲は、残りの授業時間を屋上で過ごしてた。
下校時間になって、2人で街に行って買い物をしたりした。家に帰ろうと美咲と歩いてる時...。
「ドンッ」...。
「痛ッ~」「痛ッ~」
大人系男子の低い声と可愛い系女子の高い声がリンクした。
「ごめん!大丈夫?」
優しい男性。声をかけられてふと我に返る...。
「あッ!こちらこそ。ごめんなさい!」
ちょっと可愛げに返事をした。
「では。またどこかで。」
優しい男性は、アタシを立たせてスタスタと歩いて行った~。
「優!!!大丈夫かぁ~?」
美咲が心配そうに言った。
「う...うん。大丈夫...。」
ちょっと、ぼーっとしてるアタシ。
「ほら、帰るぞ!!!」
そして、美咲と別れて家に向かった。
アタシの家は、すごく手先が器用で料理やお裁縫が得意なお父さんが居るの!お母さんは、アタシが小さい頃に病気で亡くなったの。でもお母さんは、アタシの側にいるから心配ないもん!!!
いつも通りに、鍵でドアを開けて入った。そして、部屋で勉強してた。
「ただいま~。」
お父さんが帰ってきた。今日は、いつもより帰るのが早かった。
「おかえりなさい!」
そう言って部屋から降りてくると、お父さんとお父さんの後ろに男性がいた。「さぁ!入って。」
さぁ、入って?ん?誰だろ~!?
「優~。紹介するよ!今日から、私たちの家族の一員になる牧野 陸(マキノ リク)君。大学1年生だぞ!」
優と陸が顔を合わせた。
「あぁー!」「あぁー!」
2人の声がリンクした。
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