プロローグ

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その荒れ果てた遺跡こそが、ザナルカンド―――。 長い道のりを経てようやくたどり着いたというのに、彼らの顔は一様に暗く、重い雰囲気があたりを支配する。 やがて沈黙を破り、少年が口を開いた。 「最後かもしれないだろ?  だから、全部話しておきたいんだ」 少年は少しずつ語り始めた。それまでの長い旅路のなかで、彼が目にし、感じたことを……。
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