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『情けねぇーよな…俺』
竜と付き合い始めてから1ヶ月。
周りの奴らはまだ誰も知らない。
本当はダチのままでいようと思った。
だけど1ヶ月前、
竜が俺の家に1人で遊びにきた。
『みんな用事で来れねぇーって』
『そっか』
『俺んちなんか1人で遊びに来てもつまんないだろうから無理して来なくてもいいぜ?』
本当は来て欲しいが、そんな事は口が裂けても言えるはずがない。
『いや、家に居ても暇だし、隼人ん家でゲームでもする』
☆☆☆
『なんか隼人ん家来んの久しぶり』
『そうか?』
そりゃあそうだ。俺が避けてたんだから…
1人で来られたら気持ちを抑えきれるか自信がなかったから…
だが、久しぶりに二人でゲームに夢中になっている内に少しだけ今まで考えてた事を忘れる事が出来た。
知らない間に夜になっていた。
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