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「実は私ね。さっき渉君に告白されたの」
「渉君に?」
「うん。でもね、断ったの。私には好きな人がいるからって」
分かっていたけど、やっぱりそうだったんだ
「その好きな人って・・・」
「そういえば私たちってさ、親友だけどこういう話ってしたことなかったよね?でも、ヒナはもう気づいてるかもね」
ドクン。ドクン
いや。聞きたくない。
知ってはいるけど、でもやっぱり実際に言葉では聞きたくない
本当は耳をふさぎたいくらいだった
嫌!やめて。お願いだから言わないで。
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