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---ヒナside
「じゃあ、私こっちだから。今日は楽しかったよ。またね」
私は、軽く手を振って彩花たちとは違う道を帰ろうとした・・・が
「は?何言ってんだよ。こんな夜遅くに女の子一人帰らすわけないだろ?送ってくよ」
「え?」
私は一瞬胸が高鳴った
涼君は優しいから、何気なく言った一言かもしれないけど、やっぱり嬉しかったから・・・
でも、嬉しい半面悲しい気持ちにもなった
やっと、自分の気持ちに整理をつけたつもりなのに、そんなに優しくされると逆に辛い
私は、彩花を応援するって言っちゃたし、決めたから
だから私は今の自分の気持ちとは逆の言葉を告げるしかなかった
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