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「ハァハァ!私でからかうのもいい加減にしなさい!」
「はいっ!」
「すいませんでした!」
フゥと息を吐きようやく私は冷静になったのだった
「ていうかもうこんな時間じゃん!早く帰らないと涼に怒られちゃう」
そう言って私は素早く散らかった部室を片付けて帰ろうとする
「そういえば気になってたんだが、滝沢の飯を作るって言ってたけどそれは綾瀬は怒らないのか?」
「え?何でヒナが怒るの?」
私は部室のドアノブを開けようとしたところでなっつの方に振り返る
するとなっつから信じられない言葉を聞いてしまった
「だって滝沢と綾瀬は付き合ってるんだろう?だったら彼女の綾瀬はあまりいい顔しないんじゃないか?」
え……
ドサッ
私の頭の中は真っ白になり、肩にかけていたバッグが滑り落ちて床に落ちてしまった
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