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---涼side
ピンポーンとインターホンの音が聞こえた
どうやら彩花が到着したらしい
いつもよりずいぶん早いな…
そう思っているとバタバタと騒がしい音が聞こえ、リビングのドアが開いた
「おー彩花。今日は何か速かったな…って、どうした?そんな息荒げて?」
彩花は少しづつ息を整えて、俺の顔を真っ直ぐに視る
「ねぇ涼。噂で聞いたんだけど、涼ってヒナと付き合ってるの?」
「………は?」
一瞬コイツが何を言っているのか分からなかったが、スグにハッとなった
バスケ部だけかと思いきや、テニス部まで噂が飛んでいるらしい
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