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ヒナを持ち上げて保健室に向かう
「涼…君…ごめんね」
「バカッ！今は喋るな」
保健室のドアをノックして部屋に入る
だが、中に先生はいなかった
とりあえず一つだけ空いていたベッドにヒナを寝かせて、カーテンを閉める
隣のベッドのカーテンが閉まっていると言う事は誰かが寝ているのだろう
あまり大きな音を立てずにタオルを冷やしてヒナの頭に乗せてやる
「ヒナ、気分はどうだ？」
「ありがとう…さっきよりも…楽になった」
「だから無茶するなって言ったのに」
「ごめんなさい…」
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