地獄の合宿はドッキドキ?

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『昨日も涼君は私に優しい言葉をかけてくれた。だから昨日私は言葉に出しちゃったよね? "自惚れちゃダメかな?って"』 『あ、えっと…』 『あれね、私の願望なの』 『願、望?』 『うん。自惚れたいっていう願望。涼君は優しいから私に限って優しい言葉をかけてくれたんじゃないってことは分かってるんだよ? でもね、私は涼君が優しい言葉をかけてくれるのは"私"だからじゃないかな?って思いたかった。そういうふうに自惚れたかった』 「(昨日の夜もなにかあったみたいだねぇ)」 「(ああ。というかこの流れは確実だろ…)」 ドクンドクン 嫌だ。何かすごく体が熱い 嫌な汗が背中を伝うのが分かった
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