好き…たった一言

2/30
前へ
/366ページ
次へ
私は考え事をしたまま帰路についた 先程の出来事がずっと頭の中でループする 『私、涼君の事が……好きです 中学のころから、ずっと好きでした。 私と付き合って下さい』 『あ、っと、その、ありがとう。すごく嬉しい』 ・・・・・・ すごく嬉しい その言葉が頭の中で駆け巡る 陽子の話では涼の返事はまだ保留らしい その事には少しホッとした すぐに返事をしないと言う事は涼はヒナの事をそういう対象として見ていなかったと言う事だからだ じゃあ… 私は……? もし私が涼に告白したら、涼はどう思うんだろ? その答えを聞きたい自分と聞きたくない自分がいる
/366ページ

最初のコメントを投稿しよう!

596人が本棚に入れています
本棚に追加