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夕暮れの中、トボトボと考えながら歩いていると、家が見えてきた
すると家の塀に背を預けている一人の女の子の姿が目に入った
「彩花…」
彩花は空を見上げていたが、俺が呟いたのが聞こえたのかこちらを向いてスッと立ち上がった
「あ、涼。お疲れ様!」
すると笑顔で俺に言葉をかけた
「あ、ああ。もしかして待っててくれたのか?」
「うん。涼がそろそろ帰ってくる時間かなって思って…ほら、私の家でご飯食べる事になってたでしょ?」
「あ、ああ。そういやそうだったな」
「うん。だから急いで!もうご飯できてるよ?あっ、荷物すこし持ってあげるね!」
「え?いいって!重いから…」
「大丈夫だよ!ほら、早く!」
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