好き…たった一言

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「わっとと。すいません」 「あらあら。大丈夫?」 「もぅ。いつまでたっても子供みたいなんだから」 「う、うるせぃ」 彩花は素早くタオルを持ってきて俺の膝などを拭いてくれる 「本当に。涼は私がいないとダメなんだから」 「…ぇ?」 「フハハ。涼は彩花の尻に敷かれてるみたいだな」 「いつもは涼君のほうが、うんとしっかりしているけどね」 「もうっ。お母さん?」 「ハハ。違い無い!どうだ涼?内の彩花を嫁にする気ないか?お前たちだったらいい夫婦になれるぞ?」 「ちょっとアナタ。飲み過ぎですよ」 「フフッ。だってさ涼。どうする?」 「どうするって…」 「私は涼だったらいいよ?」 「……え?」 「彩花?」 驚いたのは由紀さんもだったようだ 「なーんてね」
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