好き…たった一言

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「もう平気。今日は暑かったからさ。心配してくれるんだ?」 「当たり前だろ」 「その優しさだよ…」 「え?」 「その優しさが、罪なんだよ?」 「……」 「ねぇ、涼はヒナの返事どうするの?」 「……まだ、分からない」 「…ゃ…ょ」 「え?」 「やっぱり、嫌だよ!」 ガバッ 急に彩花は立ちあがって、ベッドに腰かけている俺に抱きついてきた 「彩、花?」 抱きついている彩花は泣いているのか、肩が震えていた いきなりの事で、頭がついていかない
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