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でも俺には行為をさせてあげるから、付き合ってという風に聞こえた
「とりあえず離してくれ！！」
「（ビクッ）！」
彩花の手の力が抜けたのを見計らって、俺は彩花の胸から手を離し、両肩を掴んでしっかりと彩花に言い聞かせる
「されてもいいとか、女が簡単にそんな言葉口にすんじゃねぇよ！そんなのお前みたいな奴がいうセリフじゃねぇんだよ！
仮にそんな風に付き合っても、そんなの、彼女って言わねぇだろ…それじゃ、セフレじぇねぇかよ…」
「っ！」
「想ってくれるのは嬉しいけど、そんな風にシてから付き合ったら俺は自分自身が許せなくなるから…」
「……ごめんなさい。卑怯だったよね。私…」
再び彩花は俯く
その頭に俺はポンと手を置く
「ちゃんと、考えるから少し待って欲しい」
「え？」
「お前の事も、本気で考えるから…ちょっと待っててくれ」
「……嫌いになったんじゃないの？」
「何でだよ？」
「だって私、涼に軽はずみな言葉口にして嫌な女と思われちゃったんじゃないかって…」
「俺さ、お前に告白された事自体はすごく嬉しいよ」
「え？」
「でも、今までの関係が関係だけに少し考えたい。ちょっとだけ待っててくれ」
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