好き…たった一言

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「よぅ涼!夏祭りぶり」 「おぅ。悪いな夜遅く」 「うんにゃ!それでどうした?」 「実はさ……」 ・・・・・・ 「なるほどね。ヒナと橘から告白されたと」 「あぁ」 「それで、お前はどうするんだ?」 「もう答えはでかかってるかも知れないのに、まだ悩んでる」 「そっか。まぁお前の自由だから口出す気はないけどよ、一言言わせてもらうが、橘はずっとお前の事好きだったと思うぜ?小学生の頃、嫌、もっと前かもしれない」 「!」 「後一つ言っておくが、もしお前が橘を選ぶなら俺に気を使うなよ?」 「もしそうなったら、お前はそれでいいのか?」 「言いに決まってるだろ?」 「ありがとな」 「何で礼を言うんだよ?つーか羨まし過ぎだぜ!何でお前ばっかり」 「……」 「まぁ見てろよ?俺だってスグに彼女作ってやるからな」 「おう。本当にありがとな」 「ん。じゃあ頑張れよ?おやすみな」 「お休み」
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