596人が本棚に入れています
本棚に追加
家をでると、そこには一人の女の子が門の前で待っていた
「涼、おはよ」
その女の子は俺に気づいて挨拶をする
髪の毛が栗色で背中まであるこいつの名前は橘彩花
家の隣に住んでいて、ものごごろついた時から一緒にいた幼なじみだ
「おはよ。悪い。少し遅れた」
俺は謝りながら挨拶をした
「本当、待ちくたびれちゃったよ!だから帰りに何かおごってね」
「おい、ちょっと待て!待ちくたびれたっていったい何分待ったんだ?」
「ん~5分くらい?」
「何でたかが5分でお前におごらにゃいかんのだ」
俺は少し怒りながら言った
「いいじゃん。毎回待っててあげてるんだし。それより遅刻するから早く行くよ」
そういうと彩花はさっさと行ってしまう
「あ、ちょっと待てって」
俺も慌てて彩花の後を追った
最初のコメントを投稿しよう!