登校

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家をでると、そこには一人の女の子が門の前で待っていた 「涼、おはよ」 その女の子は俺に気づいて挨拶をする 髪の毛が栗色で背中まであるこいつの名前は橘彩花 家の隣に住んでいて、ものごごろついた時から一緒にいた幼なじみだ 「おはよ。悪い。少し遅れた」 俺は謝りながら挨拶をした 「本当、待ちくたびれちゃったよ!だから帰りに何かおごってね」 「おい、ちょっと待て!待ちくたびれたっていったい何分待ったんだ?」 「ん~5分くらい?」 「何でたかが5分でお前におごらにゃいかんのだ」 俺は少し怒りながら言った 「いいじゃん。毎回待っててあげてるんだし。それより遅刻するから早く行くよ」 そういうと彩花はさっさと行ってしまう 「あ、ちょっと待てって」 俺も慌てて彩花の後を追った
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