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「でも、やっぱり気持ちは抑えられなくて、もしかしたらって希望に賭けてみたんだけど…やっぱり…ダメだったみたいだね」
「ごめん…」
「どうして…謝るの?涼君は…何も悪い事してないよ?」
「でも、俺…」
「いいの。分かってるから…ありがとう。涼君…やっぱり涼君は優しいね。
そう言う所が大好きだよ」
ヒナは涙を流しながら俺に微笑みかけた
「っ」
「ねぇ涼君、お願いがあるの」
「え?」
「全国に連れていってくれるってもう一度この場で約束して?」
そう言うと、ヒナは俺にボールをパスした
パシッと俺は受け取り…
「っ!ああ!約束する!絶対にお前を全国へ連れて行ってやる!」
そしてシュートをする
その軌道は大きな弧を描き、シュパっとネットに吸い込まれた
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