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---ヒナ
涼君の姿が見えなくなる
そして私は地面に蹲った
「振られちゃったなぁ…でも、自分の想いを伝えれて、よかったかな…」
すると私の瞳から涙が溢れてきた
「あれ?おかしいな…覚悟…してたはずなのに…うっうぅ
やっぱり、無理みたい…グスッ」
誰もいない校庭で、私は涙を流した
私の想いは伝えた
後悔などない
そんな些細なやせ我慢を、自分に言い聞かせた
人は出会いの数だけ別れがあり、別れの数だけ出会いがある
そして嬉しい事だけ悲しみがあり、悲しみの分だけ喜びがある
それらの道を歩んでいくことで、人は成長していく
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