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---涼
ヒナと別れた俺は、真っ直ぐに家へ帰っていた
家の前まで来ると、自分の家に明かりがついているのが分かった
(あれ?もしかして彩花来てるのか?)
そう思い、家の中に入る
「ただいま」
「あ、お帰りなさい」
予想通り、彩花がエプロン姿でリビングから出てきた
やべ、なんか嬉しいんだけど、改めて意識すると恥ずかしいな
でも、彩花はずっと想ってきてくれたんだ
言わない訳にはいかないよな
「どうしたの?」
「不法侵入…」
「あ~そう言う事言うんだ?せっかくご飯作りに来たのに、持って帰っちゃおうかな?
それとも食べてきた?」
「嘘です。嘘嘘!食べてないからめちゃ腹減ってます!どうか持って帰らないで!」
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