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「だって、俺は明日からもお前と楽しい時間を過ごしたいから…嫌、違うな。これからずっと過ごしたい」
「……ぇ?」
そういった瞬間、彩花がこちら側に向き直った
「さっきまでヒナと会ってた」
「…っ。それで、どうしたの?」
「少し遊んで、最後に告白の返事をした」
「何て…言ったの?」
声を震わせながら、彩花は聞く
「好きな人がいるから、付き合えないって」
「!!」
「ちゃんと自分の気持ちを話した」
「涼の、気持ち?」
「ああ」
握っていた手を緩め、彩花の両肩掴んで俺の方をしっかりと向かせる
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