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「その内、そんな事言えないくらい後悔するけどな」
「何々?2人とも知り合いなのぉ?」
既に後悔のどん底な僕は身を乗り出すみゆの頭を撫でてやることで癒やしを求めた。
「そう、そしてこれから濃厚な関係になる予定だ……」
「ぷーー、みゆ妬いちゃうからぁぁ」
天才と有名な少女と馬鹿と名が通ってる少女が一緒に居るのも奇妙な風景だが一番奇妙なのは、そんな場所に目立たない男が挟まれていることだろう。
「雛ちんてね、ヤッバイくらい頭いくって、みゆはそんな子と仲良しになれて激嬉すなんだよぉ。これでテストが駆け足脱出なのだ!!」
久留米沢雛にヤバいのはお前の言葉だよとか言われてるのにも反応せず淡々と話すみゆにちょっとだけ複雑な僕。
「この……状況おかしくないですか?」
「どこも?」
というか、彼女はいつからみゆと友達になったのだろうか。
「5時間目終わりくらい」
「へ?」
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