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「…で、何しに来たの?『ぶん』さん」
「だから『ぶん』じゃないです!幻想郷一最速の『射命丸 文』です!!」
「はいはい…で、何しに来たの?『最速』さん?」
…俺は今、物凄く信じられない現象をまのあたりにしている。
なんでかっていうと、只の美少女がいきなり目の前に表れるなら普通のラノベとかで有り得そうなんだか…
前の少女は背中に翼がある。
…黒い翼が。
人外ですか!?
…とりあえず落ち着け、俺。素数を数えて落ち着くというよくある方法じゃなくて何故こうなったかを『Remember』するもとい思い出すんだ!
《数時間前の学校》
帰りのSHRが終わった直後の教室。
周りには帰るついでに遊ぶ予定の者達が集まっていたり、すぐに帰りたいのか教室を出る者等、いろいろな者がいる。
そんな中、机に突っ伏している俺とそんな俺に近づくひとつの影。
「優ー!帰ろうぜぇー!」
「…誰?」
「おまっ、冗談はいいからさっさと帰って遊ぼうぜ!」
「…ごめん、マジで誰?」
「なっ、ついに寝過ぎて記憶まで無くしたのか?俺様の名は『熱月 邇也(ネヅキ ニヤ)』でお前の親友であr…」
なんか長い話になりそうなんで帰ることにした。無論、俺の親友とかほざいているあいつは放置で。
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