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ふと、時計を見ると12時をまわっていた。
「じゃあ、おやすみ。ソファーで寝るんだぞ。」
「うん、おやすみ秋人。」
呼び捨てるな、と最後に文句を言い寝室に入る。どうせ、朝になると横に眠っているだろう。この約束だけは、美月は守らないのだ。何を考えているのか、俺を“試して”いるつもりなのかは分からないが、眠りが深いのをいいことに決まって横に潜り込んでくる。
翌朝、やっぱり自分の隣で美月は眠っていた。
昼のハズなのに、窓のないココは薄暗い部屋だ。
「アァ…アッ…!」
何人もの男が身体に群がっている。押さえ込まれて、もう何人目か忘れた相手に激しく踊らされていた。
「・アァ・気持ち…いい・ヤメないで…ッ!」
体液にまみれて、終わらない快楽に悲鳴にも似た声をあげて悦ぶ。身体中を這うようにまさぐる何人もの男の手…強く胸を揉まれ、大きく足を開かされ、奥深く打ち込まれる、欲望の熱い杭…。
「“アリス”、イッちゃえよ。ほらっ!」
「ダメぇ…アァっ!」
ビクリと反る身体、視界が白くフェードアウトした。
“仕事”が終わると、しばらくは立てずにいた。
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